現在、個人・法人を問わず様々な場面で利用されているオンラインストレージ。
しかし、数多くの企業がオンラインストレージをリリースしている現在、「どのオンラインストレージを使えば良いか分からない……」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はそんな方に向けて、厳選した8個のオンラインストレージを徹底比較していきます。
今回の記事を参考に、ぜひどのオンラインストレージを利用するか検討・比較してみてはいかがでしょうか。
- 1 オンラインストレージとは
- 2 オンラインストレージのメリット
- 3 オンラインストレージのデメリット
- 4 オンラインストレージを選ぶときのポイント
- 5 オンラインストレージ厳選8選
- 6 まとめ
- 7 【オンラインストレージ】おすすめ記事はこちら
オンラインストレージとは
オンラインストレージとは、クラウド上にデータを保存することができるサービスのことを指します。
ネット上でデータを管理するため、オンプレミス型のシステムと比較して、いつでもどこでもデータにアクセスすることができるという特徴があります。
オンラインストレージのメリット
【オンラインストレージのメリット①】どこからでもデータにアクセス可能
オンラインストレージの1番のメリットは、どこからでもデータにアクセスできるようになること。
どこからでもすぐに仕事を行えるようになるほか、テレワークの促進に役立つのもメリットと言えるでしょう。
【オンラインストレージのメリット②】データの共有を容易に行える
データの共有が容易になるのも、オンラインストレージの大きなメリットの1つ。
離れた場所にいる相手とも情報共有ができるようになり、オンラインでの会議や作業の効率も格段にUPさせることができます。
【オンラインストレージのメリット③】共同作業をしやすくなる
様々な種類が存在するオンラインストレージの中には、離れたところにいる相手と、リアルタイムで共同作業をすることができるものも存在します。
誰かと仕事をする場合でも、相手がどこにいるか気にする必要がなくなるため、オンラインストレージを用いることで別のオフィスの人とも簡単に共同作業を行うことができるようになります。
【オンラインストレージのメリット④】導入に手間・費用がかからない
導入時に、比較的手間や費用を抑えることができるのもオンラインストレージのメリットの1つ。
特別な設備などを必要とせず、セットアップも全てPC内で完結するため、とても簡単に利用を始めることができます。
さらに、多くのオンラインストレージで従量課金制が採用されているため、コストも最低限に抑えることができます。
【オンラインストレージのメリット⑤】PCの容量を節約できる
オンライン上にデータを保存することで、PCの容量を節約することができるのもメリットの1つ。
容量が不足している方や、外付けの記憶装置の購入を検討している方も、一度オンラインストレージの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
オンラインストレージのデメリット
【オンラインストレージのデメリット①】オンライン環境が必須
オンラインストレージは、クラウド上にデータを保存するだするだけあって、オンライン環境での利用が必要不可欠。インターネット環境がない場合、全く使い物にならないのはオンラインストレージのデメリットと言えるでしょう。
【オンラインストレージのデメリット②】カスタマイズ性能が低い
クラウドを使わず、自社運用で利用するオンプレミスのシステムと比較した場合、比較的カスタマイズ性能が低下するのもオンラインストレージのデメリットと言えるでしょう。
「しっかりとカスタマイズし、自社にぴったりと合ったツールを使いたい」とお考えの企業には、オンラインストレージは向いていないかもしれません。
【オンラインストレージのデメリット③】セキュリティの不安
「ネット上にデータを保存する」というオンラインストレージの特性上、社内の情報が漏えいしてしまう可能性が少なからず存在します。
もちろんほとんどのオンラインストレージで、セキュリティの安全性が保たれているものの、未だ脆弱性が残されているものが存在しているのも事実。オンラインストレージを導入する際は、しっかりとセキュリティ要件を確認するようにしましょう。
オンラインストレージを選ぶときのポイント
【オンラインストレージの選び方①】容量に注意する
オンラインストレージを選ぶ際に1番大事なのは、やはりどれだけ容量があるものを選ぶかということ。
選択したオンラインストレージのプランを比較し、最も適切なものを選ぶようにしましょう。
【オンラインストレージの選び方②】セキュリティ要件を確認する
企業で扱うデータは、社内機密や社員・顧客の個人情報など重要なデータが多いはず。
デメリットの項目でも述べましたが、社内の情報をクラウドに保存する以上、セキュリティの安全性に注意して選ぶようにしましょう。
【オンラインストレージの選び方③】拡張性を確認する
多くのクラウドストレージで、様々なプランが用意されています。現在の利用状況だけで選ぶのではなく、「これから先どのような機能が必要になるのか」「将来どれだけのストレージ容量が必要なのか」ということを考慮し、将来起こりうる変化に対応できるだけの適切なプランが存在するものを選ぶようにしましょう。
オンラインストレージ厳選8選
【オンラインストレージ①】Google Drive

特徴
Google Driveは、Googleが提供するオンランストレージです。
Googleアカウントのみで始められることもあり、個人・法人を問わず様々な場面で利用されています。
無料プランでは15GBのストレージ容量を利用することが可能。アップグレードすることで最大で30TBまで使用することができます。GmailやGoogleドキュメントなど、他のGoogleのツールと相性が良いため、利用頻度が高い方におすすめのオンラインストレージです。
さらに、Google Driveが付随するグループウェアであるG Suiteを導入すれば、ビデオ会議や情報の管理ソフトなど、業務効率化を図ることができる様々なツールも利用可能。汎用性の高い使い方ができるのも嬉しいポイントです。
料金
容量 | 年額料金 | 月額料金 |
15GB | 無料 | 無料 |
100GB | ¥2,500 | ¥250 |
200GB | ¥3,800 | ¥380 |
2TB | ¥13,000 | ¥1,300 |
10TB | なし | ¥13,000 |
20TB | なし | ¥26,000 |
30TB | なし | ¥39,000 |
【オンラインストレージ②】box

特徴
boxは、世界中の企業に大人気のオンラインストレージです。
シンプルで使いやすい操作性、コストパフォーマンスの高さなど、様々な強みを持っているboxですが、中でも1番の人気の理由はそのセキュリティの安全性。boxが誇る業界最高水準のセキュリティと、24時間のサーバー監視体制で、安心してデータをアップロードすることができます。
さらに、権限付与の柔軟さも人気の秘密。編集や閲覧をはじめ、リンクの取得などにも権限を設定することが可能。これにより情報の管理を容易に行うことができるようになります。
企業向けの多様な機能が揃えられており、まずはじめに検討して欲しいオンラインストレージの1つです。
料金
プラン | 容量 | 月額料金 | 対象ユーザー |
無料プラン | 1GB | 無料 | 個人向け |
Personal Pro | 100GB | ¥1,200 | 個人向け |
Starter | 100GB | ¥550 | 法人向け |
Business | 無制限 | ¥1,800 | 法人向け |
Business Plus | 無制限 | ¥3,000 | 法人向け |
Enterprise | 無制限 | 個別問い合わせ | 法人向け |
【オンラインストレージ③】OneDrive

特徴
OneDriveは、Microsoftが提供しているオンラインストレージです。
Windows環境との相性が良く、普段と同じ使用感でオンラインストレージを利用することができます。WordやExcelなどのOfficeソフトなら、直接OneDrive上に保存することができる点も嬉しいポイントです。
さらに、すでにOffice365を利用している方であれば、追加課金なしでストレージ容量を1TBまで利用することも可能。普段WindowsaやOffice製品をよく使う方になら、他と比較して使いやすいオンラインストレージと言えるでしょう。
料金
プラン | 容量 | 月額料金 | 対象ユーザー |
OneDrive 基本5GB | 5GB | 無料 | 個人向け |
OneDrive 100GB | 100GB | ¥170 | 個人向け |
OneDrive365 Solo | 1TB | ¥1,274 | 個人向け |
OneDrive for business Plan1 | 1TB | ¥540 | 法人向け |
OneDrive for business Plan2 | 無制限 | ¥1,090 | 法人向け |
Office365 Business Premium | 無制限 | ¥1,360 | 法人向け |
Office365 ProPlus | 1TB | ¥1,300 | 法人向け |
【オンラインストレージ④】iCloud Drive

特徴
iCloud DriveはAppleが提供するオンラインストレージです。
主に個人向けのクラウドストレージとしてて提供されており、IphoneやMacなど、Apple製品から利用しやすいような設計がされています。
中でもユーザーに評判の機能が自動バックアップ。今までわざわざPCとIPhoneを接続して行なっていたバックアップを、自動でiCloudに取ってくれます。バックアップの範囲など、様々な詳細設定を行うことができるのも人気の理由です。
しかしその一方で、Andoroid端末やWindows製品をお使いの方は、ほかのオンラインストレージを利用した方が良いかもしれません。
料金
容量 | 月額料金 |
5GB | ¥0 |
50GB | ¥130 |
200GB | ¥400 |
1TB | ¥1,300 |
【オンラインストレージ⑤】Dropbox

特徴
Dropboxは世界中の企業に大人気のオンラインストレージ。約5億人のユーザー数を誇り、その満足度も常に高く維持されています。
人気の理由はその使いやすさ。見やすくシンプルなデザインと誰でも直感的に操作できる操作性で、情報の共有を簡単に行うことができます。
さらに、基本的なオンラインストレージとしての機能の他に、以下のような機能も利用することができます。
- 文書を簡単に作ることができるDropbox Paper
- 動画や画像をつかって、ポートフォリオやプレゼンテーションを作成できるDropbox Showcase
- オンライン上でのOfficeファイルの編集
- スマートフォンで撮影した写真の自動アップロード
料金
プラン | 容量 | 年額料金 | 月額料金 | 対象ユーザー |
Basic | 2GB | 無料 | 無料 | 個人向け |
Plus | 1TB | ¥12,000 | ¥1,200 | 個人向け |
Professional | 2TB | ¥24,000 | ¥2,400 | 個人向け |
Standard | 3TB | ¥15,000/1ユーザー | ¥1,500/1ユーザー | 法人向け |
Advanced | 無制限 | ¥24,000/1ユーザー | ¥2,400/1ユーザー | 法人向け |
Enterprise | 無制限 | 個別問い合わせ | 個別問い合わせ | 法人向け |
【オンラインストレージ⑥】AmazonDrive


特徴
Amazon Driveは、Amazonが提供するオンラインストレージです。こちらも、主に個人向けに開発されたオンラインストレージで、多くの人に利用されています。
Amazon Driveの大きな特徴は、Amazonの提供するほかのサービスや製品と相性が良い点。FireTVstickなどのデバイスからも利用することができるほか、Amazonプライム会員なら画像ファイルを容量無制限で使うことができます。
普段からAmazonを利用する頻度が高い方にとっては、他のものと比較して、使いやすいオンラインストレージと言えるのではないでしょうか。
料金
容量 | 年額料金 |
5GB | 無料 |
100GB | ¥2,490 |
1TB | ¥13,800 |
2TB | ¥27,600 |
3TB | ¥41,400 |
4TB | ¥55,200 |
5TB | ¥69,600 |
6TB | ¥82,200 |
7TB | ¥96,600 |
8TB | ¥110,400 |
9TB | ¥124,200 |
10TB | ¥138,000 |
20TB | ¥276,000 |
30TB | ¥414,000 |
【オンラインストレージ⑦】Evernote

特徴
Evernoteは、主にメモツールとしてテキストデータなどを保存することができるオンラインストレージです。
メモツールとしての機能はもちろん豊富に備えており、その他にも以下のような多種多様な便利な機能が揃えられています。
- ツールバーのカスタマイズ
- スマートフォンからの写真取り込み
- 写真内のテキストの文字認識
- データの共有
このような機能で、オンラインストレージとしてもしっかりと機能してくれます。
料金
プラン | 容量 | 年額料金 | 月額料金 |
Evernote ベーシック | 60MB/月 | 無料 | 無料 |
Evernote プラス | 1GB/月 | ¥3,100 | ¥360 |
Evernote プレミアム | 10GB/月 | ¥5,200 | ¥600 |
【オンラインストレージ⑧】SugerSync


特徴
SugerSyncはアメリカの企業であるSugerSyncが提供するオンラインストレージです。
その人気の秘密は、使いやすい多くの便利な機能が揃えられている点。PC内の任意のフォルダを自動でバックアップしてくれたり、メールでファイルをアップロードできる機能、iPhoneやAndroidで撮った写真を即座にバックアップしてくれる機能などを利用することができます。
さらに他社のオンラインストレージと比較して、より多くのデバイスやOSに対応しているのも嬉しいポイント。「オンラインストレージを利用したいけど使っているデバイス・OSに対応していない」という方は、SugerSyncのご利用をおすすめします。
料金
容量 | 月額料金 |
100GB | ¥750 |
250GB | ¥1,000 |
500GB | ¥1,900 |
1TB | $55.00 |
カスタム | 個別問い合わせ |
まとめ
今回は、オンラインストレージについて、おすすめ8選の比較を行いました。
現在、多くのオンラインストレージが存在する中で、自社に合った使い方ができるオンラインストレージを選ぶことが重要。そのためにはしっかりと「現在の課題」や必要な機能を見極めることが必要です。
ぜひ今回の記事を参考に、オンラインストレージを比較・検討してみてはいかがでしょうか。
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