クラウドとは、インターネット上にデータを保存するサービスの総称のこと。
たくさんのクラウドサービスがあるため、「何を使えばいいのかわからない…」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、最もシェア率の高い5つのクラウドストレージのご紹介をしていきます。それぞれの特徴やメリットの比較も徹底的に行っているため、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
5大クラウドストレージを徹底比較!
実際に、多くの企業で利用されている5大クラウドストレージをご紹介&比較していきます。
何を導入するかお悩みの方は、とりあえずこの5個から選べばまず失敗することはないのではないでしょうか。それではさっそく見ていきましょう!
【5大クラウド①】Dropbox

特徴
まず1つ目は、ビジネスマンであれば聞いたことのない人はいないであろうDropbox。実際に多くの企業で導入されているクラウドストレージです。
無料プランでは、利用開始時は2GBまで利用可能。友だちを招待することで最大16GBまでストレージ容量を増やすことができます。さらに、使いやすさも最大限考慮されている点も嬉しいポイント。普段PCを利用しているときと同様の感覚で使うことができます。
その他、クラウドストレージとしての基本的な機能はもちろん、以下のような便利な機能も揃えられています。
- 文書を作成できるDropbox Paper
- 画像・動画を使ってポートフォリオやプレゼンテーションが作成できるDropbox Showcase
- オンライン上でのOfficeファイルの編集
- スマートフォンで撮影した写真の自動アップロード
さらに個人・法人向けプランの両方が存在し、様々なニーズに答えてくれるクラウドストレージです。
料金
プラン | 年額料金 | 月額料金 | 対象ユーザー |
Basic | ¥0 | ¥0 | 個人向け |
Plus | ¥12,000 | ¥1,200 | 個人向け |
Professional | ¥24,000 | ¥2,400 | 個人向け |
Standard | ¥15,000/1ユーザー | ¥1,500 | 法人向け |
Advanced | ¥24,000/1ユーザー | ¥2,400 | 法人向け |
Enterprise | 個別お問い合わせ | 個別お問い合わせ | 法人向け |
【5大クラウド②】 Google Drive

特徴
Google DriveはGoogleが提供しているクラウドストレージです。
その特徴は、様々な外部ツールと連携ができる事。特にGoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントなど、他のGoogleサービスとの親和性は抜群。これらのサービスや、WindowsのPCをお使いの方にはおすすめのクラウドです。
さらに無料プランでも最初から15GBまで利用すること可能。クラウドにお金をできるだけかけたくないという方にもおすすめです。
料金
容量 | 年額料金 | 月額料金 |
15GB | ¥0 | ¥0 |
100GB | ¥2,500 | ¥250 |
200GB | ¥3,800 | ¥380 |
2TB | ¥13,000 | ¥1,300 |
10TB | 無し | ¥13,000 |
20TB | 無し | ¥26,000 |
30TB | 無し | ¥39,000 |
【5大クラウド③】 Onedrive

特徴
OneDriveは、Microsoftが提供しているクラウドストレージです。
Windows環境と相性が良く、普段と同様の操作感でオンラインストレージと同期することができます。さらに、既にOffice 365をお使いの方であれば追加課金なく1TBまで利用することも可能。
もちろん、モバイルアプリも用意されており、スマートフォンからも編集や閲覧をすることができます。こちらも、WindowsやMicrosoftのサービスをよく使う方におすすめのクラウドストレージです。
料金
プラン | 月額料金 | 対象ユーザー |
OneDrive 基本5GB | ¥0 | 個人向け |
OneDrive 100GB | ¥170 | 個人向け |
OneDrive365 Solo | ¥1,274 | 個人向け |
OneDrive for business Plan 1 | ¥540 | 法人向け |
OneDrive for business Plan 2 | ¥1,090 | 法人向け |
Office 365 Business Premium | ¥1,360 | 法人向け |
Office 365 ProPlus | ¥1,300 | 法人向け |
【5大クラウド④】 icloud Drive

特徴
icloud DriveはAppleが提供しているクラウドストレージです。
Appleが提供しているクラウドストレージなだけあり、MacなどのApple製品との親和性が高く、快適な使い心地で利用することができます。
Pages、Keynote、Numbersなどは共同編集が可能。離れたところにいる相手とも一緒に作業をすることができます。
Windowsでも問題なく利用可能ですが、やはりMacと比較して使い勝手落ちる点や、Androidでは編集が行えない点などを加味すると、Apple製品をあまり利用しない方は他のクラウドストレージを利用することをおすすめします。
料金
容量 | 月額料金 |
5GB | ¥0 |
50GB | ¥130 |
200GB | ¥400 |
2TB | ¥1,300 |
【5大クラウド⑤】 box

特徴
boxは、主に企業向けのクラウドストレージです。
数々の企業からの人気の理由として、そのセキュリティの高さが挙げられます。
現在、世界中の多くの企業で利用されているboxですが、未だに大きなセキュリティ事故が起きていないほど安全性を誇っています。セキュリティの高さを重視したい企業にはうってつけのクラウドストレージです。
さらに権限付与の柔軟さも企業からの人気の理由の1つ。編集や閲覧はもちろん、リンクの取得やアップロード、ダウンロードにも権限による制限をかけることができます。
さらに、権限にランクを設定することができるのも他のクラウドにはない嬉しい機能。上位ランクのファイルアクセスする権限を付与した場合、下位ランクのファイルへのアクセス権限も自動的に付与されるようになります。
料金
月額料金 | 対象ユーザー | |
無料プラン | ¥0 | 個人向け |
Personal Pro | ¥1,200 | 個人向け |
Starter | ¥550 | 法人向け |
Business | ¥1,800 | 法人向け |
Business Plus | ¥3,000 | 法人向け |
Enterprise | 個別お問い合わせ | 法人向け |
クラウドストレージを利用するメリット
まずはクラウドストレージを利用するメリットについてご紹介していきます。
クラウドを使うことで、以下のようなメリットを得ることが可能です。
どこからでもデータにアクセスが可能
クラウド上にデータを保存するため、どこからでも必要なデータにアクセスすることができるようになります。
また、PC以外だけでなくスマートフォンやタブレットなどの様々な端末からアクセスできるようになるためデータへのアクセス性が飛躍的に向上します。
簡単にデータの共有ができる
クラウドストレージを利用すれば、簡単に特定の人にファイルを共有することができます。
もちろん、離れた場所にいる相手とも簡単にデータの共有が可能。個人で利用する際に便利なのはもちろん、グループなど複数人で利用する際にもクラウドは役立ってくれます。
共同作業がしやすくなる
データの共有が容易になることに加え、チームでの共同作業を円滑に進められるようになるのもクラウドストレージの大きなメリットの1つ。
クラウドの種類によっては、リアルタイムで同時に編集できる機能が備わっているものも存在するため、離れた場所にいる相手と作業をすることも可能です。
導入時の費用・手間を抑えられる
クラウドストレージの場合、面倒な手間をかけることなく、PC内で導入をすべて完結させることができます。
さらに、クラウドは従量課金制度のものがほとんど。費用は利用した分だけを支払えば良いので、コストを最小限に抑えることができます。null
クラウドストレージを選ぶ時のポイント
数多くのクラウドストレージがありふれている今、どのような基準で選べば失敗せずに済むのかをご紹介していきます。
選び方でお悩みの方は、まずこちらからご覧ください。
ストレージ容量をチェックする
やはり、クラウドストレージを導入する際に1番最初に検討するべき点はその容量。
これからご紹介するストレージサービスも、その種類やプラン内容によって様々な容量設定がされています。
同じクラウドストレージであれば後から容量の変更は可能なので、将来の事業展開などもしっかりと見通して、クラウドの利用状況の変化に対応できるものを選ぶことをおすすめします。
セキュリティ対策を比較して選ぶ
データをクラウド上に保存するという性質上、セキュリティ関するリスクが増加してしまうのはどうしても避けられないこと。
今現在、多くのクラウドストレージでセキュリティの向上に力が入れられているため、基本的には安全です。しかし未だにぜい弱性が残っているものが存在しているのも事実。
導入時にはしっかりと安全性を確認するようにしましょう。
使いたい機能が揃っているものを選ぶ
多くのクラウドストレージで、「データをクラウド上に保存する」という基本的なもの以外にも、様々な機能が揃えられています。
「社内で既に利用しているツールとの相性は良いか」や、スマートフォンからも利用したい場合は「モバイル端末に対応しているか」、などの機能面もしっかりと考慮し、選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は5大クラウドについて比較を行いました。
個人・企業によって必要な機能や求める性能も変わってきます。それぞれのクラウドのメリットや特徴、機能などをしっかりと把握して、ぴったりのものを選ぶことが大切です。
今回の記事を参考に、ぜひそれぞれのクラウドを比較、検討してみてはいかがでしょうか。
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